システム開発を外注する前に、
まず7つのことを整理。
「業務を楽にしたい」と思ったとき、開発会社選びより先に決めたいことがあります。小さな会社のために、見積もりを比較しやすくする準備をまとめました。
困っている業務を一つの文章にする
「在庫管理を効率化したい」だけでなく、「複数拠点の在庫を共有し、欠品と二重入力を減らしたい」など、具体的な場面で整理します。誰が入力し、誰が確認するのかを書き出しましょう。
既製サービスか、個別開発かを比較する
業務を少し変えれば既製サービスで足りることもあります。機能の多さではなく、運用の負担や長期間の費用も比べましょう。
| 選択肢 | 向いている状況 | 主な確認点 |
|---|---|---|
| 既製のクラウドサービス | 一般的な業務を早く始めたい | 月額・人数・移行・データ出力 |
| ノーコード/ローコード | 小規模な自動化や試作 | 権限・保守担当・拡張性 |
| 個別開発 | 独自業務や複雑な連携 | 初期費用・要件変更・保守 |
必須機能と、後から追加する機能を分ける
「絶対に必要」「あれば便利」「将来検討」の3段階に分け、使う人の役割と必要な操作を整理します。
予算は開発後まで含める
制作費に加え、サーバー、月額費用、障害対応、更新、データ移行、社内研修など、見積もりの対象外がないかを比べます。
データ・権限・納品物を確かめる
個人情報の保護、バックアップ、担当交代、データ出力、設計書やソースコードの納品と利用権を事前に確認します。
比較する会社には同じ条件を伝える
業務の現状、必要機能、予算、希望時期、サポート範囲を同じ資料にして比較し、回答内容や変更対応も確認します。
外注管理で決めておきたい5つのこと
システム開発を外注するときは、見積金額と納期だけでなく、仕事の進め方や確認担当を各社に同じ条件で尋ねましょう。契約前の比較表に、次の5項目を追加しておくと、認識違いを早めに見つけやすくなります。
- 窓口:発注側・開発側それぞれの担当者と連絡手段
- 進捗:報告間隔、課題や遅延を共有する方法
- 検収:工程ごとの納品物、確認担当、合格・差し戻し条件
- 変更管理:追加要望の見積もり、納期への影響、承認者
- 引き継ぎ:納品資料、データ・アカウントの管理、保守窓口
回答を会社ごとに1枚の比較表へ記録し、未回答項目は契約前に確認しましょう。
小さく動かしてから本格導入する
一部の業務や少人数で試し、使い勝手・負担・保守の実際を確かめます。完成後に誰が変更を承認するかも決めましょう。
発注先を探す方法の一つ「発注ナビ」
発注ナビは、システム開発やIT製品・サービスの発注先を探す人向けのマッチングサービスです。公式案内によると、専門スタッフが希望内容を聞き取り、候補となる会社や製品を紹介しています。
発注者の相談・紹介サービスは無料と案内されています。ただし、紹介された会社への開発費・導入費は別です。各社の見積もりや契約条件を確認しましょう。
※発注先を探す方法は一つではありません。自社で複数社を比較する方法や、既製サービスを検討する方法もあります。紹介される候補が自社の業務・予算・運用体制に合うかを確認しましょう。
相談前の7項目チェック
必要なところから確認し、足りない項目は社内で整理しましょう。
0 / 7 項目を確認
よくある質問
課題や目的から始められることがあります。発注ナビも公式に構想段階からの相談を案内しています。見積もりを比較する段階では前提条件を整理しましょう。
件数より、要望に合う提案を同じ基準で比較できることが大切です。保守・変更対応まで確認しましょう。
価格に加え、納品範囲、追加費用、セキュリティ、運用体制、契約終了時の引き継ぎも比較してください。